ボトックス注射のリスクとは
手軽にできる美容整形として人気のあるボトックス注射。注射を打つだけでキレイになれる!?にチャレンジしてみたいけれど…リスクや副作用が気になりますよね。ボトックス注射ってどうなの?を体験談も合わせてご覧ください。
まず、ボトックス注射とはなにか
ボトックス注射◯◯円、そんな美容整形の広告をよく目にしますよね。シワや小顔に効くって書いてあるけれど、どんな成分でできているのか、身体に入るものだから気になります。ズバリ、ボトックス注射とは、「ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質を原料とする、一時的に筋肉を麻痺させる製剤=ボトックスを注射する施術」です。美容整形で使用される以前から、眼科や神経内科で、顔面まひなどの治療に使用されてきた手法です。
ボトックス注射は医療用だからリスクが少ない?
まず、ボトックス注射が医療用の製剤の注射だということが分かりました。これなら安心!ですよね。でも、どんな薬でもリスクがないとは言えないから、やっぱり心配ですか?ボトックス製剤はアメリカFDA(米食品医薬品局)ですでに認可されている商品で、ボトックス注射という施術は比較的安全に使えるとされています。日本でも、1997年に厚生労働省から眼瞼痙攣の治療薬として認可を受けています。
美容整形にいつごろから使われているの?
最初は病気の治療薬として使われていたボトックス注射ですが、1980年ごろから美容整形に応用されるようになりました。注射を打つだけで美しくなれる手軽な方法が人気となり、現在ではプチ整形の代表として定着しています。世界を見渡しても、約70カ国で実施されている、リスクの少ない美容整形と言えるでしょう。
どんな手術なのか、知りたい!
ボトックス注射の手術は、多くは麻酔を使わずに、注射をするだけで施術されます(注射の痛みが気になる方は医師に相談できます)。気になる部分に注射するだけなので、入院の必要もなく、日帰りでOKです。効果は3日後位から現れ始め、1週間ほどで実感できるようになります。
ボトックス注射でどんな効果が得られるの?
ボトックス注射は、筋肉の緊張状態を和らげることで、皮膚の表面を滑らかにする効果があります。その作用を利用し、額、眉間、目の周りなどの表情じわを目立たなくすることができます。また、筋肉が痩せることで、アゴの筋肉を減らしエラを小さくして、小顔にすることもできます。その他、ダイエットやワキ汗の量を減らすための施術にも使われます。
副作用やデメリットなど、リスクはないの?①
ボトックス注射は、やはりわずかながら副作用などのリスクが発生することがあります。ボトックスは液体なので、効いてほしいところにピンポイントに注射をしても、多少は周辺に広がってしまいます。その結果、効いてほしくない部分にこわばりが出ることもあります。それを避けるためには、広がりの少ないボトックスを使用するか、医師の施術経験や実績、また、副作用をしっかり理解して説明してくれるかを見極めが必要です。
副作用やデメリットなど、リスクはないの?②
ボトックス注射のリスクのひとつに、不妊や奇形児が生まれる危険性が指摘されています。ですので、ボトックス注射を施術する時は、妊娠していないか、近く妊娠する予定がないかを確認しておかなくてはいけません。ボトックス注射の効果は、個人差もありますが、約3ヶ月から6ヶ月と言われています。その間は、妊娠しないよう、避妊しておかなくてはいけません。
ずっとボトックス注射を続けないと効果は持続しない?
ボトックス注射の効果は永久的に持続するものではありません。約6ヶ月ほどで効果は失われ、筋肉は元に戻ります。効果を続けたい場合は、ボトックス効果が切れそうなタイミングで、再度施術を行います。続ければ続けるほど、効果は長く続くようになると言われていますが、その都度料金が発生してしまうので、少なくとも経済的にはリスクと言えるでしょう。
ボトックス注射で皮膚がたるむことがある
ボトックス注射のリスクとして、皮膚がたるむことがあります。筋肉が発達しないようにする薬の副作用です。例えば、エラを小さくするためにボトックス注射をした場合、筋肉が痩せてエラがちいさくなり小顔にはなりますが、頬がたるむ場合があります。たるみが気になる時は、たるんだ皮膚の引き上げ手術などをすることが可能です。
実際にボトックス注射を体験した人の体験談①
「エラを小さくしたくて、ボトックス注射にチャレンジしました。緊張しましたが、施術はとても簡単で30分くらい。あっという間に終わりました。痛みもほとんどなく、当日もメイクができるので、職場にもバレずに済みました。1週間位で徐々に効果が目に見えてきて、だんだんエラが小さくなり、フェイスラインがスッキリしてきて、満足しています。」
実際にボトックス注射を体験した人の体験談②
「おでこのシワがくっきりして、老けて見えるのが気になっていました。思い切ってボトックス注射をしてみました。ボトックス注射の副作用で、内出血してしまいましたが、メイクと髪型で隠すことができました。カウンセリングの時に、しっかり説明してもらったので、内出血のリスクを理解して施術しました。内出血は数日で消えました。おでこのシワはスッキリと改善でき、良かったです。」
実際にボトックス注射を体験した人の体験談③
「目尻のシワがどんどん深くなってきて、ボトックス注射を検討していたところ、友人が急にキレイになっていて、聞いてみたら、やはりボトックス注射とのこと。すぐに予約しました。わたしは痛みに弱く、注射がとても苦手なのでそれがリスクだなと思って今まで迷っていましたが、麻酔も対応してくれます。なので安心してチャレンジできました。」
ボトックス注射のリスクを避けるには
失敗したくない美容整形。リスクを避けるためには、まずその悩みがボトックス注射で解決するのかどうか、から相談することが大切です。シワ対策の施術はボトックス注射だけでなく、ヒアルロン酸など様々な種類があり、シワの種類によってはボトックス注射では解決しない場合もあります。今の悩みは何なのか、どんな感じに仕上がりたいのか。プチ整形だからと簡単に決めずに、しっかりと相談しましょう。
正しいクリニック選びが大切です①
美しくなりたい。それは誰もが望むこと。ボトックス注射でキレイになるはずが、失敗してしまった!そんなリスクは絶対にイヤ!だから、クリニック選びが一番大切になります。まずは、副作用やリスクなど、デメリットをしっかりと説明してくれるクリニックを選びましょう。また、施術経験が豊富でボトックス注射を熟知している医師がいるか、不必要な手術を勧めないかなど、見極めなければいけません。
正しいクリニック選びが大切です②
ボトックス注射をしたのに、なかなか効果が現れない。ぜんぜんシワがなくならない、エラが小さくならない…。体調や体質など、その時の状態で個人差が大きく開くこともあります。なので、アフターケアまでしっかり対応してくれるクリニックを選びましょう。効果が何も現れない時は、期間内に再度無料でボトックス注射してくれるというアフターケアを設けているクリニックもあります。リスクを避けるためにも、そうしたアフターケアも確認しておきましょう。